心地よいすまいづくりをお手伝いする エヌ工房
片づけ・収納アドバイザー&インテリアコーディネーターの
田村です。
久々の更新になりましたが、
平成27年度になり、子供たちの新学期も始まりました。
近所の桜もあっという間に散ってしまい(お花見できず 涙~)
もうしばらくすると、暖かさより暑さをも感じる季節になりまね。
来月末頃からは、あのじめ~っとした梅雨も始まり、
気候の良い今が続けば、と思うのは私だけでしょうか(笑)。
さて、今回は、今年から新たに始まった
『省エネ住宅ポイント』制度の対象の1つにもなっている
【窓のリフォーム】についてご紹介です。
先日、窓や建具のメーカー YKK APさんの社員さんが
講師をしてくださった窓リフォームの勉強会に参加してきました。
勉強会では、樹脂窓の良さをしっかりと聞いてきました。
住宅(居室)には、必ず1つはある窓。
でも、普段は、あまり窓のことなんて意識してはいないですよね?
建物の壁は断熱施工していても
(※エヌ工房では、『断熱』より『遮熱』を推奨しています)
どうしても窓は外気と直接触れているので
そこから、夏は屋外の熱が流入したり、冬は室内の熱が流出してと
実は、壁よりも圧倒的に熱の流出入率が高いのです。
そうなると、冷えたサッシや窓枠に嫌な結露が出てしまったり・・・
(結露でカーテンがカビてしまうなんてことも)
そこで、
一般に普及しているアルミ窓に代わり、
断熱性の高い『樹脂窓』が、新たに開発されたわけです。
勉強会の中でも例えとしてあげられていましたが、
アルミ鍋を想像してみてください~
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s102d774891cc21a8/image/if2c1e6292ab98d39/version/1654762327/image.jpg)
(画像お借りしました)
アルミ鍋を火にかけても
樹脂でできている取っ手部分は、熱くならず
手で持つことができますよね。
つまり、アルミと樹脂とは熱伝導率が全く違い
(樹脂の熱伝導率は、アルミの1/1000)
樹脂は、アルミと比較して、
冷えにくく温まりにくいということなのです。
YKKさんが、実際にデモ用の窓部材をご準備されて
熱の伝わり方をわかりやすくプレゼンしてくださったので、
そちらも参考に~
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s102d774891cc21a8/image/ied4544fe7ef33747/version/1654762234/image.jpg)
左から
1) YKK AP製品: APW330
「省エネ建材等級」最高級★★★★の樹脂窓
2) YKK AP製品: APW310
デザイン性に優れたアルミと樹脂との融合窓
3) YKK AP製品: エイピアJ
アルミ複層障子樹脂複合窓
それぞれの窓枠部分に同じようにドライアイスを載せます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=666x10000:format=jpg/path/s102d774891cc21a8/image/i7bd0f2688706f5d1/version/1654762276/image.jpg)
ドライアイスの溶けるスピード
1)樹脂製 < 2)アルミ+樹脂融合 < 3)アルミ製
比較してみると一目瞭然、
ドライアイスの溶け方が全然違います。
サーモグラフィーでものぞいて見ると
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s102d774891cc21a8/image/ia0acffc0e09b3827/version/1654762301/image.jpg)
温度 (低温:青 ~ 高温:赤)
はっきりと、表面温度の違いがわかります。
窓からの熱の流出入が減ると部屋の温度変化も変わり、
冷房や暖房器具の使用も抑制できて節電になります。
つまり、窓の性能を上げると『省エネ』に繋がるのです。
この高性能な樹脂窓ですが新築に限らず、
既存の窓の内側に取付が可能なリフォーム用の製品も
いろいろとあります。
(例)
YKK AP製品: プラマードU
これら窓リフォームも
『省エネ住宅ポイント』制度の対象になりますので、
気候の良いこの時期に窓のエコリフォームぜひご検討ください。